【📖レビュー】プロのデザイナーじゃなくても脱素人感!『ノンデザイナーズ・デザインブック』 Robin Williams 著

書評・レビュー

こんにちは、鯖ちゃんです。

最近、お仕事で自分自身でデザインをする機会が多くなり、デザイン関係の本を読んで勉強するようになりました。その中で特に役立ったという実感のあった一冊をご紹介したいと思います!

  • プレゼンで作った資料が、いまひとつ見栄えしない。
  • SNS投稿やブログのデザインが素人っぽくなってしまう。
  • 自分のデザインしたものが、いまひとつパッとしないけど、その理由を言語化できない。
  • 周りの人に比べて、自分はあまりセンスがない気がする。

そんな悩みを感じたことのある方には、ぜひ読んでみていただきたいです。

デザインって、センスだけの問題か?

「プレゼン資料がどことなく野暮ったい」

「SNS投稿画像をCanvaで作ってみたのに、なぜか素人感が抜けない」

「チラシを作ったけど、何かが違う……」

こんな経験、ありませんか?

私はずっと「デザインはセンスのある人がやるもの」だと思い込んでいました。

正直、自分のセンスに自信のある方ではありません。
なので、「いかにも素人がつくりました」感から抜け出すには、洗練されたデザインをたくさん見て、ひたすらセンスを磨くしかないと思っていました。

そうはいっても、漠然とよさげなデザインなんかを眺めていても、自分のセンスが実際に磨かれているぞ!!なんて実感が湧くわけでもなく、雲を掴むような話なわけで。

でも仕事上、避けて通れない。

そんなときに出会ったのが 『ノンデザイナーズ・デザインブック』 でした。

結論から言うと、 「デザインはセンスじゃなくてルールだった!」 これに気づいた瞬間、世界がガラッと変わりました。

そこで、私がこの本を読んで得た気づきと、実際に仕事に活かせたポイントをお伝えできればと思います!


デザインの基本は「4つの原則」だけだった!

本書で何より印象的だったのは、デザインの基本がたった 4つの基本原則 に集約されていることです。

どんなに複雑なデザインでも、下の4つの基本原則を一つずつ紐解いていくことで、
その成り立ちを理解することができるのです。

逆に言えば、素人臭くて冴えないデザインでも、原則を一つずつ丁寧に確認していくことで原因にたどり着くことができます。

 どのデザインにも、4つの基本原則が使われている!

それぞれの原則の具体的な中身は、以下のとおりです。

1. 近接(Proximity)

関連する要素を近づけ、関係のないものを離すことで情報の整理することができる。

(例)イベントポスターの「日付と開催場所」、表紙の「タイトルとサブタイトル」など。

2. 整列(Alignment)

すべての要素を意図的に揃えることで、ページの中で一体性を維持できる。

ページ内の要素を「右揃え」「左揃え」「中央揃え」で統一してみる。
 写真やイラストなどのオブジェクトも、イラストの縁とテキストの端を揃えてみる。

3. 反復(Repetition)

同じデザイン要素(フォントや色、レイアウト)を繰り返すことで、統一感を出す。

パワポ資料などは、同じ見出しデザインを繰返すことで一体感が出る。
 グラフィックに使用されている色を、見出しのフォントカラーに利用してみる。

4. コントラスト(Contrast)

重要な部分は強調して、視覚的な違いを作る。メリハリができることで、読者の目を引くだけでなく、より情報が伝わりやすくなる。

見出しと本文のテキストに使用するフォントを思いきり変えてみる。


「デザインの知識ゼロ」でも、すぐに効果が出る理由

この本のすごいところは、

  • 初心者でもすぐ試せる 「Before & Afterの実例」 が豊富なこと
  • 全てのデザインのベースは、4つの基本原則だけであること

です。

それぞれの実例で、デザインの「何が問題で、どうすれば解決できるのか」、難しい専門用語を並べることなく誰でも分かる表現で説明されています。

これまでの「なんとなく素人っぽいデザインなのに、その理由が説明できない」という問題を、具体的な言葉で表現できるようになるため、実際に自分でデザインする際にも、どのように4つの基本原則を使えばいいのか分かるのです!

例えば、何気なく作ったパワポ資料も、この4つの原則をちょっと意識するだけで 「伝わるデザイン」に変身 します。

さらに、これは ビジネスの場面だけでなく、SNSや個人の活動にも直結 します。

例えば、

  • SNSでの投稿画像やアイキャッチ画像
                  → 目を引くデザインで「いいね!」やシェアが増える
  • ネットショップの商品ページ → 視認性が向上し、売上アップにつながる
  • 趣味のブログ運営      → 記事のレイアウトが整い、読者が増える
  • ECサイトの商品画像     → クリック率・購入率が上がる

などなど。

特にSNSでは、 「パッと見の印象」 は重要です。投稿の第一印象が良ければ、スルーされずに読んでもらえる可能性が高まります。

まさに 「デザインって才能じゃなく、ルールを知ってるかどうかの問題なんだな」 ということを実感できるのではないかな、と思います。


こんな人にこそ読んでほしい!

この本が特に役立つのは、

  • デザイナーではないけど、仕事でデザインを求められる人
  • プレゼン資料を作る機会が多い人
  • ブログやSNSの投稿をより見栄えよくしたい人
  • チラシやポスターを作る機会がある人
  • ECサイトやハンドメイド販売をしている人
  • フリーランスや副業でSNSを活用している人

センスに自信がなくデザインに苦手意識のあった私でも、本書を読んで次の日から取り入れられることがたくさんあり、「こんなに簡単に変わるの!?」と驚きました。

「デザイン苦手だから無理……」と思っている人ほど、読んでみてほしいです。


まとめ:『ノンデザイナーズ・デザインブック』で「素人っぽい」から一歩抜け出そう!

『ノンデザイナーズ・デザインブック』は、まさに 「デザイナーではない人のためのデザイン指南書」 です。

この本を読む前と後では、見える世界が変わりました。

「なんとなく作っていたものが、ちょっとした工夫でグッと伝わりやすくなる」

なぜか、素人っぽい…の原因を「言語化できる」というのは、自分のデザインを改善する上で大きな一歩だと思います。

もし「デザインに自信がない……」と感じているなら、ぜひ手に取ってみてください。

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